在宅勤務のために買った物

3月から在宅勤務を始めたので、自宅での仕事もすでに6ヶ月目になりました。最初はダイニングテーブルで仕事をしていたので死ぬほど疲れたけど、徐々に物を買ってオフィスにいる時と変わらない環境になったので、何を買ったかをまとめてみようと思います。

全体は上の写真のような感じ。長くなるけど、ひとつひとつ説明していきます。(買ったお店にリンクしてますが、アフィリエイト記事ではありません^^)

最初に買ったのは作業机で、USMハラーのデスクにしました。特にこの机に思い入れがあったわけではないのですが、家の棚をUSMハラーにしているので、統一感を考えてこれにしました。丸の内のUSMショールームに行ったところ、スタンディングデスクもあったのですが、デザイン的にオフィスっぽすぎるなと思ってやめました。3/14に注文したのですが、品物がヨーロッパから送られてくるので1ヶ月かかるということでした。この頃は、1ヶ月後には家で仕事をしなくなって机が無駄になるんじゃないかという心配をしていましたが杞憂でした😅 4/25に予定通り到着したのは素晴らしいです。

次の週に会社を休んで、椅子を買いに行きました。浅草橋にあるワーカホリック(すごい名前)というオフィスチェア専門店で、いろいろなメーカーの椅子を試すことができます。はじめにお店の方に椅子の座り方の基本を教えてもらって、それから自分で好きにいろいろな椅子を試します。正しい座り方を教わってから試座ると、アーロンチェアは肘置きの幅が広くて自分には合わない感じでした。一番しっくりした、Steelcaseのリープチェアーにしました。細かい仕様が選べて(座面の生地のタイプ、色、フレームの種類、等々)、悩んで全部決めた後に、カスタマイズするとアメリカに発注するので2ヶ月くらいかかりますと言われました☺️ リープチェアーには、USモデルとアジアモデルがあるらしく、アジアモデルならば在庫があると言われたのですが、フレームがステンレス製がUSMの机の足とデザインが合っていいなぁと思っていたので、待つことにしました。

ところが、注文した次の日(3/24)にニューヨークがロックダウンされ、椅子は届くのだろうかと心配になってきました。そこで、バックアップとして、同じリープチェアーを中古で買うことにしました。もう座って試す必要はないので、楽天の中古オフィス家具JAWSというお店で、アジアモデルのこれを買いました。下の写真のような感じで、商品は綺麗だったし、全然悪くなかったです。

でも、足のデザインがUSモデルの方がカッコいいのです!

結局、椅子がアメリカから届いたのは8月に入ってからでした。座り心地をこれまでのと比べてみると、座面がけっこう固めでこっちの方が疲れないかもと感じましたが、これがUSモデルとの差なのか、中古と新品の差なのかは分かりませんでした。

(ちなみに、ワーカホリックさんは、発送が遅くなりそうだから代替品を送ってくれるという申し出をメールを送ってくれていたのですが、gmailのスパムボックスに入っていて気付きませんでした。弊社。。)

あと、デザイン優先で選んだ机は僕の短い足には高かったので、足置きも買いました 。(机と肘置きの高さを揃えるとよいと教わりましたが、そうすると足が地面にぴったり着かない!)この足置きとマットは楽天のワーカホリックのお店で買いました。

机の上は、下のような感じです。

モニターは、DELLのU3219Qというのをamazonで買いました。会社の人にモニターは何を買えばいいのと聞いたら、いろいろレビューを読んだ結果DELLにしたと言われたので、レビューをいろいろ読むのは面倒なので、それを信じてDELLにしました。この機種は、キーボード切り替え機の機能がついていて、モニターを電源を繋ぐと、パソコンとはUSB-Cでつなぐだけでいいので、会社のパソコンとプライベートのパソコンの切り替えが便利です。

キーボードは、家にあった大昔(2003年ころ)に買ったHHK Proです。会社に墨のHHKを置いてきてしまったので、色はちょっと合わないのですが、我慢して使ってます。最新のHHKにすればBluetoohでケーブル周りもすっきりするかも。

トラックパッドは職場でも使っているAppleのMagic Trackpad 2を買いました。マウスのホイールとトラックパッドのスクロール方向が逆という、まぁまぁどうでもいい問題を解決するために、しばらく前からデスクトップでもトラックパッドを使うようにしています。

ビデオ会議用のカメラは、はじめはMacのものを使っていたのですが、会議のときに常に横を向いているのは疲れるので、webcamが必要だなと思い始めました。会議の時にビデオの画質がよい同僚に何を使っているか聞いたら、Sonyの古いデジカメをCam Linkというhdmi to USB converterに繋いでいるということで真似してみました。カメラは使われずに眠っていたSonyのRX100 M3を使っています。RX100は、hdmi出力にしていてもタイムアウトしないし、本体も熱くならなくて、webcam化に向いているデジカメでした。三脚はベルボンのSherpa 445というのを買いました。ちなみに、Cam LinkはモニタのUSB hub経由だと動作しなかったので、macに直接繋いでいます。ケーブルが2本になってしまってちょっと残念。

ちなみに、その前にamazonでロジクールの新商品(StreamCam C980GR)を注文していたのですが、2度発送が延期されて、結局届いたのは2ヶ月後でした。動作確認だけして使ってません。もったいない。やっぱり画質はデジカメの方が断然よりですね。

マイクは、Jabra SPEAK 510というスピーカーフォンを買いました。なんとなく大きなコンデンサマイクを買う気になれなかったので、会社の会議室で使われているのと同じメーカーのものを買って、ノスタルジーを感じてみました。基本的に普通のUSBスピーカーフォンなのですが、ボリューム上下のハードウェアボタンがあるのが何気に便利です。最もよく使うmuteのボタンもあるのですが、会社の多くの会議ではunmuteが「これから発言します」という意思表示として使われているので、ビデオ会議のUIに反映されないmuteボタンはあんまり役に立ちません。残念。

その他、購入した細々したものは、、

  • Anker PowerWave 10 Stand: iPhoneを置いて常に充電しています。
  • Anker PowerPort I PD – 1 PD & 4 PowerIQ: USB充電用hubです。コンセントからは、これとモニター用の電源ケーブルの2本だけになっています。
  • BoYata ノートパソコンスタンド: ダイニングテーブルで仕事していた時に、ノートパソコンの画面の位置を高くするために買いました。現在Macは、カレンダーを常に表示しておく、次のミーティング確認デバイスになっています。
  • らいおんおどうぐばこ: ここに細々とした文房具なんかを入れています。キャスターは要らないかなと。
  • 手帳。会社での会議ではポストイットによくメモを取っていたのですが、その代わりに手帳を使っています。やっぱり紙とペンは便利です。
  • iPad & apple pencil: JamboardのiPadアプリでざっくりと考えをまとめて人に見せるというのを2回くらいやりました。まぁまぁ便利。iPadは元々はあって、Pencilだけ買いました。

(おまけ) ビデオ会議の背景に何もないと無味乾燥で寂しいので、絵と彫刻を移動してきました。絵は三浦友萌さん、彫刻は手嶋大輔さんの作品です。

床屋の小学生料金が安い理由

ブレストの練習です。正しい理由というわけではありません。

  • 子供は頭が小さいから短時間で終わる。
  • 子供は大人に行ってるサービスが省かれいる。(マッサージとか)
  • 子供には安いシャンプーなどを使っている。
  • 子供は見習いが練習として担当している。
  • 将来の客になってもらうための囲い込みとして安く設定している。
  • 子供を連れてくる親も客になるから。
  • 値段を高くすると家で親が切ってしまうので、親の時給程度に設定。
  • 子供は平日など店が暇な時に来る。
  • 他店が(様々な理由で)子供料金を安く設定しているため、競争上高くできない。
  • 密かに子供の髪の毛を売っている。

コンテキスト:

コロナとテイクアウト (その2)

未だ個人的に外食を再開していないので、まだ時々テイクアウトを利用しています。テイクアウト熱は冷めてきたのでそろそろ終わりかな…。前回はこちら

西荻窪の鮨まるふくさんのばらちらし。鮪とばらちらしのセットで、お得感あります。(現在はテイクアウトは終了されたようです)
六本木ビフテキのカワムラのステーキ弁当。写真が下手でコンビニ弁当みたいに見えるかもしれませんが、8000円のお弁当です 🙂 美味しい神戸ビーフでした。一休レストランから予約できます。
西麻布の麻葉さんのマグロ巻き。シャリと鮪のバランスがよくて美味しかったです。左にちらっと見えてるのが蟹ばらちらし(ウニのせ)。そっちも美味しかったです。
富山の鮨人さんのばらちらし。期間限定でnarisawaのバーで営業していた時にテイクアウトもやっていました。うまく写ってないですが、左上に鮨人さんの有名な串焼きが乗っています。
そして次の日再び鮨人さんのまぐろ鮨を食べました。
先月も食べたすぎたさんの生ばらちらし。値段は高めですけど、やっぱり豪華。
これもすぎたさんで、生じゃない普通の(伝統的)ばらちらし。この田麩的なものの下に酢飯と魚介があります。このスタイルのものは初めて食べたのですが、とても美味しかったです。
テイクアウトというよりお取り寄せですが、京都のやま岸さんの花山椒鍋セット(今はメニューが変わっています)。出汁を温めればすぐ食べれるので、鍋のお取り寄せは良いですね。
TACUBOのパスタとフィナンシェのセット。生パスタがついてくるので、茹でて温めたソースをかけるだけ。ソースの入っている箱がお洒落です。
神楽坂 石かわさんの鱧と玉ねぎのお鍋。家のお鍋とは違う味だなぁと感心する流石の味でした。

昭和30年代の西麻布 — 「麻布いわ田 魚魚物語」

この本は、西麻布1丁目(権八のすぐ裏あたり)で魚屋さんを経営する主人が1996年に出版したエッセイ。西麻布に住んでいた向田邦子さんとの話が一押しの本だと思うけれど、岩田さんの子供時代の西麻布界隈が描写されていて自分には興味深かったです。

「麻布霞町、わが青春の町」と題された章に、昭和30年代前半の西麻布界隈の描写があります。

いまの外苑西通り、なぜかキラー通りという名で呼ばれている大通りは、まだなかった。この通りができるまでこの辺り一帯は、広い原っぱで、雑草が生い茂り、草ぼうぼう。秋ともなれば、トンボの大群が発生し、目をつむって、虫とり網をひと振りすれば、シボがとれた。

青山墓地の西側の外苑西通りは元々川が流れていたところで、田んぼがあったような場所なので、原っぱがあってトンボが飛んでいるというのも不思議でないと思います。(ちなみに、この「シボ」というはトンボの種類かと思うのですが、ちょっと調べたけどよく分かりませんでした。)

更に、西麻布の交差点を通っていた、四谷と品川駅を結んでいた都電7系統の描写もあります。

当時は、いまの広い六本木通りはない。霞町の交差点に立って青山墓地のほうを見ると、都電のむき出しの線路が四本、青山方面に真っすぐ伸びていて、やがて右へ曲って消えている。左側は、枕木に有刺鉄線が張られた柵があり、右角の都電の停留所の前は、そこだけが広く、そこから見ると墓地の大木が見える。その樹の下が、私たちの草野球のメッカ。

愛用してる「東京時層地図」というアプリでみると、昭和30-35年ごろの地図は下のような感じになっている。本の描写のとおり、霞町交差点(西麻布交差点)から北の方向をみると、都電が右に折れているのが見えます。「右角の都電の停留所」というのは、「墓地下」の停留所で(今は同じ名前のバス停になっている)、確かにその前に広い空き地があります。当時は、ここで子供達は野球をしていたんですね。

ちなみに、1964年の墓地下停留所の写真がAREAのこの記事に載っています。1964年は昭和39年なので、本の描写と地図より5年ちょっと後になりますが、当時の雰囲気が想像できるかもしれません。

「霞町雑記」– 六本木通りから富士山が見えた時代

西麻布の昔の様子を描いた本が読みたくて、霞町というタイトルがついた本を検索した結果、古本で買ってみた本です。結論からいうと、霞町の様子はほぼ全く書かれていませんでした… ^^;

唯一の描写は「序にかえて」の部分だけ、ちょっと長いけど引用すると、

私は麻布霞町に住んで居る。六本木の十字路から約十分の行程である。良いことに、この十字路の角に、老舗の書物屋がある。車から降りて、書架の新刊書に一通り目を通し、それからツエをついて帰るに、丁度かつこうである。このコースを実行し度いといつも思いながら、帰りは大抵夜になり、いつしれず怠つて終う。ある土曜日の日、それは冬としては珍しく晴渡つた夕陽の時であった。私はゆつくり緩り歩む。富士はあの端麗な姿で、真向いに私を迎えるかの様である。

この六本木交差点の書店というのは、2003年に閉店した誠志堂書店。当時(昭和25年)には、六本木通りから富士山が見えたみたいですね。

ちなみにこの本の著者は日銀総裁、大蔵大臣だった一万田尚登。敗戦直後の日本の雰囲気が伝わってくる文章でした。

「スタンフォード大学で一番人気の経済学入門 ミクロ編」

ふと、経済学の本を読んだことないなぁと思って、amazonで最初に目についた本がこれ。スタンフォード大学の経済学入門の授業の内容らしい。実際、内容に難しいところは全くなく、大学の一般教養の学生全員を対象にした簡単な入門授業と言われるとしっくりくる。基本的な内容を具体例を使って丁寧に説明してくれるのは、まさに初めて経済学の本を読む身にはありがたし、政策の主義主張からできるだけ中立に経済学の考え方を説明しようとしている本だと思う。

以下は、自分用のメモ。

価格統制

  • 価格を市場に任せられないと思った時にはどのような施策が考えられるか?単純には、価格の上限/下限を設定するという方法があり、代表的な例としては家賃の上限を決める家賃規制がある。一見リーズナブルな規制に思えよく実施されるが、様々な問題も起こる。例えば、売る側のモチベーションが下がり住宅不足が起きたり、コストを抑えるために住宅の質が低下する、借主が高い価格で又貸しするなど。これらは、「あるべき値段」より低く価格が設定されたことの副作用。

価格弾力性

  • 価格弾力性とは、価格が変化したときに、需要、供給がどの程度変化するか。例えばタバコの価格が上がったときに、喫煙者がタバコをやめれば需要の弾力性が高い、今までと同じように買い続ければ需要の弾力性低い、という。供給についても同様。
  • 需要も供給も短期的には非弾力的だが、長期的には弾力的であることが多い。
  • 需要が非弾力的なとき、コストの増加は消費者の負担になる。需要が弾力的なとき、コストの増加は生産者の負担になる。(当たり前ですね)
  • 弾力性の考え方は拡張ができて、代替エネルギーの補助金に対する供給の弾力性、所得税率引き下げに対する労働時間の弾力性、貯蓄の税額控除に対する貯蓄率の弾力性を議論することができる。

労働市場

  • 労働の需要は短期的に非弾力的で、長期的に弾力的。賃金が上がるとどれくらい労働の需要量が減るか?短期的にはあまり変わらない(解雇されない)が、長期的には人手を減らす投資が行われて需要が減る。
  • 最低賃金は一種の下限価格規制。他の下限価格規制と同様に需要の低下につながる。最低賃金が10%上昇すると非熟練労働者の失業率が1-2%あがるという調査結果がある。

格差問題

  • 所得の分配が固定的であれば問題。格差があったとしても、所得を増やすことができる人がどれくらいあるかによって公平さはことなる。

コロナとテイクアウト

そろそろ緊急事態宣言も終了して、レストランも徐々に通常営業に戻っていくと思うので、今のうちに、コロナ期間中に食べたテイクアウトの料理の写真を並べてみたいと思います。

堀越の肉ばらちらし。これはOMAKASEで僕が初めて頼んだテイクアウトです。この頃はまだOMAKASEのテイクアウトページもお店が少なかったです。
つかんとのカツサンド。豪華なカツサンド。ゴマたんサンドも後日買いに行きました。
西麻布大竹さんのオードブルB。やっぱりプロが作る卵焼きは美味しいなぁと思ったのを覚えています。
白金あき山さんのお弁当。ミシュランをとってあっという間に予約が取りづらくなってしまったお店ですが、お弁当もとても美味しいです。
すし㐂邑さんの蟹のブランデー漬け。めちゃめちゃ大人の味です。
NARISAWAのギフトセット。普段着で行って恥ずかしかったのはこのお店です。
蕃 YORONIKUの実山椒の和牛ちらし。恵比寿まで歩いて行きました。今は骨董通りのよろにくでも同じものが買えますね。
鮨はしもとさんのばらちらし。片道1時間くらいかけて歩いて行きました。帰り道は車を買おうかなと考えながら歩いていました。
鮨 真さんの握り。写真から分かるかもしれませんが、入れ物が分厚い木の箱で、蓋にはお店の焼印が押してあって立派です。1ヶ月以上ぶりに握り鮨を食べて嬉しかったです。
すぎたさんの生ばらちらし。ネタひとつひとつが大きくて豪華でした。これを取りに行くのに、2ヶ月ぶりに電車に乗りました。

ばらちらしが多いですね。。適宜追加して行こうと思います。

マツコの知らない世界の「お取り寄せ餃子」をふるさと納税で探す

ふるさと納税でよく餃子を頼んでいる自分用メモです。

一番最初は群馬県太田市の餃子。餃子の焼き方の説明で使われました。

群馬県の餃子

宮崎県、高鍋町の餃子。二軒紹介されました。

ご当地素材を使った餃子

未婚男女の餃子パーティー用

ホームパーティー用

東北にお酒を飲みに行った話。

ずっと昔 (写真を見返すと2013年に) 一度だけ行った秋田の居酒屋さんにまた行きたくなって、休みを利用して行ってきました。せっかくなので、天ぷら屋さんも予約して、昼天ぷら・夜居酒屋というコースです。

はじめは一泊二日で行こうと思っていたのですが、行きの電車を調べていたら、秋田新幹線で東京から4時間くらいかかるので、12時の昼ごはんの予約に間に合うためには、東京駅を7時台に出発しないと行けないことに気づいてしまいました。休日に6時起きはつらいので、前泊することにして、一度いってみたい居酒屋のある鶴岡市に行くことにしました。

一日目は、上越新幹線に乗って、新潟経由で鶴岡に向かいます。これもちゃんと調べていなかったので、東京駅を12:40の新幹線に乗ったら、鶴岡到着が17:00くらいでした。鶴岡観光でもできるかなぁと思っていましたが、全く時間はなくてすぐに一軒目のお店に向かいました。

鶴岡での一軒目は、いな舟 (tabelog) という居酒屋です。ここは太田和彦さんの本に何度も出てくるお店です。「太田和彦の日本百名居酒屋」というDVDで見た時は、男性の料理人の方が料理を作っていましたが、今は女将が自ら包丁を握っていました。他に2組のお客さんがいたのですが、どちらも県外の方で太田和彦居酒屋めぐりをしているようでした。女将さんが大田さんに初めて会ったのは彼女が高校生の時代、大田さんが居酒屋研究会というのを主催して日本全国をめぐっていたときといことでした(本で読んだことがある)。ビールと栄光富士のお燗を2本のんだところで食事も食べ終わり、そろそろ帰ろうかと思ったのですが、まだ夜の7時前で、外も明るかったので次のお店のおすすめを聞いたところ、近くのバーを薦めてもらいました。

二軒目は薦めていただいたChiC (シック) というバーです (tabelog)。かなり席数の多いバーでしたがマスターがひとりでやっておられました。マスターは東京で修行をされたらしく、東京から来たというと、普段はどのあたりで飲んでいるのか、どこどこのバーには行ったことあるか、みたいなことを聞かれました。そして、鶴岡のバーの話をしているときに、80歳以上の女性のバーテンダーがやっているバーがある、という話を伺って、三軒目はそこに行ってみることにしました。ChiCでは2杯カクテルを飲んだのですが、何を飲んだか忘れてしまいました。。

三軒目は、南蛮居酒屋89 (tabelog)、看板には平仮名で「やぐ」と書かれていて、ChiCのマスターも「やぐさん」と呼んでいました。このお店も客は自分ひとりだったので、バーテンの矢口さんの昔ばなしをいろいろと聞いていました (ご主人を亡くされて、バーを継いだそうです)。最近は手が痛くてシェイカーが振れないそうで、お酒は「ひゃっこいの」と呼ばれているスカイボール一択です。たくさん飲んだあとでしたがスッキリ美味しくておかわりしてしまいました。

二日目、せっかく酒田市が近いから、土門拳記念館に立ち寄っていこうかなとか思っていたのですが、12:00に秋田に行くには、9:00鶴岡発の普通列車に乗っていかなければいけないことが判明し(完全に調査不足)、秋田まで直行することになりました。電車は海沿いを走るローカル線で、こういう移動も良いものだなぁと思いながらスマホをいじっていました。

秋田でのお昼ご飯は予約してあった天ぷらのみかわ (tabelog) です。名前からもわかるとおり、ここの大将は東京のみかわで修行された方です。みかわ是山居の立ち上げのところまでいたとおっしゃていました。お昼のコースも、基本的には夜と同じコースをやっていて、違いはお酒のおつまみが昼は出ないということでした。が、僕がビールと日本酒を(何杯か)飲んでいたら、アワビの肝といぶりがっこを出してくれたので、これが多分夜のコース相当だったのかもしれません。天ぷらはとてもレベルが高くて満足でした。魚と野菜は、ほとんど秋田の地のものを使っていて(穴子とホタテだけが秋田以外でした)、春になれば朝採れた山菜を昼にはお店で食べることができるということだったので、是非また来たいです。みかわ一門のお店はここ以外にもあるそうで、福島のしおや (tabelog) は兄弟子のお店で、大将の次に是山居にいた中国出身の方は北京で雪崴 (facebook)というお店を開いたそうで、さらに近々岡山にも別のお弟子さんのお店ができるそうです。 ちなみに、北京のお店が本店も含めて一番単価が高いお店になっているそうです。さすが中国。

このあとホテルにチェックインして昼寝をしていました。夜の居酒屋は18:00から予約。しかし、飲んで昼寝をしてしまうと、起きて飲む気力が湧いてこないことがわかりました。修行が足りない。

で、気を取り直して今回のメイン、酒盃 (tabelog) です。予約時にコースを頼まないといけない感じだったので、5000円(高い方)のコースにしました。お店では、アラカルトにしますかと聞かれているお客さんもいたので、コースは必須ではなさそうですが、前回来た時に比べると、アラカルトで選べるメニューがかなり少なくなっていたので、基本コースのお店になったような気がします。あと、写真撮影もできなくなっていました。まぁいろいろあったのでしょうね。ここでは、ビールと、お燗を2本と、冷酒を半合だけ飲んで終わりにしました。ちなみに、冷酒は天の戸の夏田冬蔵をいただきました。昼のみかわさんで天の戸を飲もうと思ったら、天の戸は酒盃さんのレパートリーがあるから夜飲むべきだと言って飲ませてもらえなかったので 🙂

最後に、ル・ヴェール (tabelog) というバーに行きました。いつも行っている東京のお店で秋田に行くと言ったら薦められたお店で、ドレスコードがあるということで、今回の旅行はこのためにジャケットを持ってきていたのでした。酒盃から歩いてきたのでかなり暑くて、一杯目はジン・トニック、二杯目は隣のお客さんが是非飲むべきと言っていたのでマンハッタンを、最後に甘いお酒をという注文に、ル・ヴェールというお店の名前のついたオリジナルカクテルを出してくれました。たしかにマスターは(若干)強面ですが、どのカクテルも美味しかったです。ここはまた是非来たいです。

お酒を目的とした旅行は、二日酔いにならない程度に飲むという加減が難しいですね。今回は二日酔いにはならなかったものの、三日目はお酒の欲求が湧かなかったので、盛岡で冷麺を食べてさっくり帰ってきました。おしまい。

分かりやすく書く: “Style – Lessons in Clarity and Grace”

この本は、前にこのブログで紹介を書いた “The Elements of Style” と一緒に、社内のTech Writerの人に薦めてもらった本です。

(注) このエントリーに書くのは、本のLesson 3 : Actions (20ページ程度)に書いてある内容です(そこまでしか読んでないので…)。

この章では、まず以下の2つの文を比べて、(1b)の方が clear, direct, conciseという「良い文」の要件を満たしていると述べています。

(1a) The cause of our schools’ failure at teaching basic skills is not understanding the influence of cultural background on learning.

(1b) Our schools have failed to teach basic skills because they do not understand how cultural background influences the way a child learns.

確かに、読めば(1a)も意味はわかりますが、(1b)と比べると、意味がスッと頭に入ってきませんね。

なぜ(1b)が分かりやすいか、逆にいえばなぜ(1a)は良くないのかを、この本では、characterとactionという考え方で説明します。と書くと、何か難しそうに聞こえますが、話は簡単で、characterは文の主体となる人・モノ、actionはそのキャラクターが行う動作です。

例えば、上の文では、学校(schools)がcharacterで、その学校が教えるのに失敗する(fail to teach)というのがactionです。この時、分かりやすい文章のルールは、「文の主語がcharacterと一致し、動詞がactionと一致する」というものです。とてもシンプルですね。

上の例で見てみると、(1a)は “The cause of our schools’ failure at teaching basic skills” が主語(となる名詞節)で、動詞は “is” なので、上のルールに沿っていません。一方、(1b)は “Our schools” が主語、”have failed to teach” が動詞なので、それぞれcharacterとactionと一致していることが分かります。

さらに (1a)は目的語の部分が “not understanding the influence of cultural background on learning”となっていて、ここにもunderstandというactionが動詞でない形で埋め込まれています。(1b)では、それを they という主語を補いつつ、”not understanding” を “do not understand”という動詞に変換しています。

この書き換えにより1つの文が2つに分かれたので、becauseを使って明示的にその関係を示します。このように、becauseのような接続詞を使ったほうが、”The cause of.. is” で因果関係を書くより読みやすくなります。

(上と同様のことを influenceについても行っていますが省略)

この基本が分かったところで、「悪い文」をどのように見つけるかのポイントについても述べられています。一つは、抽象的な名詞が主語になっている場合 (上の例では、”cause”)、もう一つは、主語となる節が長過ぎる(7〜8単語以上)場合です。このような場合は、上の「よい文のルール」が破られていることが多いので、characterとactionを見つけて、それらが主語、動詞と一致していなかったら、一致するように書き換える、という作業をすると読みやすい文に生まれ変わる、というわけです。

といったわけで、20ページ読んだだけでもなかなか良い本だなという感じなのですが、問題は値段がamazon.co.jpで7000円することです。ちなみに、amazon.comでも53 USDなのでamazon.co.jpがぼったくっているというほどでもありません。なんでこんなに高いんですかね…