鈴木盛久工房の鉄瓶をまた買った話 〜 日の丸編

鈴木盛久工房の鉄瓶を運良く銀座和光で手に入れた、その帰りの電車でInstagramで検索していると、鈴木盛久工房の鉄瓶を売ってるらしきお店が、更にいくつか見つかった。

一つ目のお店は渋谷のCPCMというお店で、ゴールデンウィーク中にすぐ行ってきた。お店の2Fに、鈴木盛久工房の鉄瓶が3つ並んでいて、おぉーと思ったけど、イメージ的にもうちょっと可愛らしい感じのが欲しかったので結局買わず。ちなみに、このCPCMというお店のディレクターをしているのが、熊谷隆志さんという、スタイリスト・フォトグラファーな方なのだけど、彼は15代目盛久の熊谷志衣子さんの長男なのです(工房は次男の方が継いでいる)。

二つ目お店もゴールデンウィーク中に行った。行った日には、お店に鉄瓶が1個しかなかったけど、本当はもう少しあるからあとで来てくださいと言われ、ようやく今日行ってきた。鈴木盛久工房の鉄瓶が3,4つ置いてあって、その中に、13代目盛久さんのデザインの日の丸形鉄瓶の小瓶があった。お店の人によると、この日の丸形鉄瓶は5年待ちで、やっと最近入荷したということで、これは買うしかないという感じになって購入してきた。

前回同様、立派な木箱に入っていて

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見た目はこんな感じ。左が今回買った、日の丸形小瓶。

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写真では分かりづらいけど、小瓶は0.4Lなので、かなり小さい。一人分のお湯を沸かすのにちょうどいいくらい。

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両方の鉄瓶に愛情を注がねば、と思いつつ、小さい子を使ってしまう予感…

ちなみに、鈴木盛久工房の鉄瓶は、ふるさと納税にも出品(?)されているので、ここから購入も可能。鈴木さんのInstagramによれば、元々この形の鉄瓶は、直接お店に来てくれたお客さん用に作り始めた郷土愛枠らしいです。

鈴木盛久工房の鉄瓶を買った話

ずっとハリオのケトルをお湯を沸かすのに使っていたのだけど、もうちょっと良いものを使いたいなぁと思っていた。先週、盛岡に旅行をして、南部鉄器のお店を4、5軒まわってきた。その中でも一番いいなぁと思ったのは、鈴木盛久工房というお店。

この工房の鉄瓶はとても人気で、お店に行った時も鉄瓶はほんの少ししか置いてなくて、それも、お客さんに受け渡しをちょっと待ってもらって置いてあるものだったり、自宅で実際に使っていたものを出してきたものだったり、先々代が作った岩手県の著名人のサインがデザインされた鉄瓶だったり、売れるものは一つもなかった。

応対してくれた15代目盛久の熊谷志衣子さんがおっしゃるには、注文してもデザインによっては3年とかは待つことになるらしい。例えば、この果実型鉄瓶はデザイン上、鋳型が一回しか使えないので一度にたくさん作れないとか。これから先、3年ハリオで頑張れる自信がなかったので、その日は、色んな話を伺って栓抜きだけを買って帰った。

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昨日、銀座でお昼ごはんを食べて、なんとなく和光に行ったところ、鈴木盛久工房の鉄瓶が置いてある。どうせ展示だけなんだろうと思って、これは注文してお取り寄せとかですか、と聞いたら、買えますよ、という返事。突然で心の準備ができてなかったけど、今を逃したら当分手に入らないし、他のが欲しくなったら2個目を買えばいいや、ということで、1分くらい迷ったけど購入することにした。

(和光になんとなく行ったというのは正確でなくて、15代目の息子さんのInstagramに和光の建物の写真が出ていたので、展示品があったりするんじゃないかと期待していた。店員さんの話によると、年に2回位入荷するけど、ひとりで何個も買う人もいて、あっという間に売れてしまうらしい。)

こんな立派な木箱に入っていて、

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鉄瓶はこんな感じ。

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一日しか使ってなくて、まだ慣らし運転中だけど、とりあえず可愛い。

追記: これもInstagramに書いてあったのですが、この泉紋圓珠形鉄瓶というモデルは鈴木成朗さんが一人で作ってるレアなモデルみたいです。

白木屋の柳の木のまな板を買った

土井善晴さんの「おいしいもののまわり」という本を読んでいて、木のまな板が無性に欲しくなった。いつものようにネットで検索していると直ぐに白木屋さんというところが見つかった。10年かけて作られるというこのサイトの紹介とかを読むとテンションがあがる。

さっそく楽天のこのお店で注文。税込み17,000円。数日で届く。

使い始めて気付いたのは、最高級と書いてあった、ねこ柳のまな板が欲しかったのに、ただの柳のまな板を買ってしまっていたこと。ねこ柳のページに、ふつうの柳が混ざってるとかひどい ٩(′д‵)۶  (ちなみに、このお店では、ねこ柳のまな板は10万円以上のモノしか残っていない!)

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でもまぁ、木のまな板はよいです。食洗機に入れられないのが面倒だけど、使った時の気持ちよさは、プラスチックのまな板とは全然違うのです。

あと、黒ずみ防止とかいうことで、まな板の周りにテープが貼ってあるのだけど、かっこ悪いので外してしまいました(下の写真は、テープが貼ってあった時のもの)。

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散歩の友、東京時層地図

東京時層地図というiPhone向けアプリは、色々な時代の地図が見れる地図アプリ。散歩しながら、大きなマンションとか学校を発見したりしたとき、昔ここは何だったんだろうというのを、その場で調べることができる。1900円するので一瞬高い気がするけど、厚めの単行本を買ったと思えば全然高くない。

起動すると、普通の地図アプリ。下のスクショは、六本木交差点あたり。

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右下のアイコンをクリックすると、過去の地図を選ぶことができる。

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同じ場所を、バブル期に戻ると、当然、六本木ヒルズもミッドタウンもまだない。ミッドタウンのところには、防衛庁があった。

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昭和30年代に戻ると、六本木通りと外苑東通りには都電が走っていたのが分かる。ミッドタウンはまだ米軍のもので、ドイツ大使館、アルゼンチン大使館なんかも見える。

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そして、昭和3-11年に戻ると、 (戦前なので当然)米軍基地はなくなっている。地図には書いてないが、そこには歩兵第一連隊がいたはず。ドイツ大使館は元は内大臣官邸だったことが分かる。

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大正5-10年の地図。前の地図から、10年程度しか離れていなので、それほど差はない。内大臣官邸が三條邸となっているが、初代内大臣が三条実美なので、自分の家を官邸にしたということか。

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明治時代になると、都電は消え、六本木通りは大分狭い道になっている。

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最後は、明治初期。ついに六本木通りはなくなる。鳥居坂の御屋敷もなくなっている。それでも、檜町公園の池はこの時代からあったことが分かる。

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更にこのアプリには、標高マップもあって楽しい。六本木周辺をちょっとズームアウトした標高地図は下のような感じ。このあたりには、昔いろいろと川が流れていたのがよく分かる。

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しつこいようだけど、これで1900円は安い。さぁ、今すぐ買おう