松本2泊3日旅行

長野県の松本市に2泊3日で旅行してきました。特別なことがあったわけではないけど、旅行のメモです。

まず、松本は意外と遠いです。新宿駅から3時間くらいかかるので、実は京都へ行くよりも遠いくらいです。初日は午後2時くらいに家をそろそろ出発するか、と思ったら、宿の夕食にギリギリの時間になってしまいました。。

2日目は、レンタカーを借りて、安曇野の方へドライブしました。特に目的もなかったのですが、大王わさび農場へ行ってわさびカレーを食べたり、ちひろ美術館へ行っていわさきちひろがバリバリの共産党員だったことを学んだりしました。

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途中つかれたので、Chill out style coffeeという喫茶店で、1時間くらい休んでました。東京の喫茶店で働いていた方が始めた喫茶店らしく、一人用の椅子が窓際にずらっとならんでる面白いスタイルのお店です(写真を撮り忘れた)。

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あとは、最後に旧国鉄篠ノ井線の廃線跡に行ってきました。

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夜は、松本市内で食事をしたあとMain bar coatというバーへ行きました。蔵の2階にあるバーなのですが、とてもしっかりとした良いバーでした。夜9時まで禁煙というのもおすすめのポイントです。

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3日目は、松本市内を観光しました。ホテルで朝食をとらずに、栞日(しおりび)というオシャレカフェで朝ごはんを食べました。網で焼いたトーストが美味しかったです。店舗は、高橋ラジオ商会という昔の建物をそのまま使っていますが、中はきれいに改装してあります。

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あとは、松本城をみたり、旧開智学校をみたり、開運堂 松風庵でお茶をしたり、八百源わさび漬店でお土産をかったりして、帰りました。おしまい。

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パレスチナ、ヨルダン川西岸地区のエリアAへ行く

仕事でヨルダン川西岸地区(West Bank)に行く機会があったので、パレスチナという場所の印象を、記憶が鮮明なうちに書きとめておきます。

West Bankは、1967年の第三次中東戦争でイスラエルが占領した地域です。West Bank全体が単純にパレスチナというわけではなくて、パレスチナ政府が支配している地域とイスラエル政府が支配している地域が混在しています。今回訪れたのは、エリアAと呼ばれる、パレスチナ政府が警察権、行政権ともに、完全に自治している地域です。

エリアAと他のエリアの境界には、チェックポイントと呼ばれる国境ゲートのようなものがあります。イスラエル国民は、エリアAに入ることが禁じられているので、イスラエルの人と話をしても、エリアA内に行ったことがある人は実はあまりいません。今回、エルサレムから我々に同行して来たイスラエル人のガードマンも、このチェックポイントの前でバスを降りて、パレスチナ人のガードマンと交代しました。また、一般に、この逆向きの通行(エリアAから、イスラエル支配領域への移動)は審査が厳しく、イスラエルで働くパレスチナ人は、労働許可書を手に、毎朝チェックポイントに行列をして入国審査を受けるそうです。時間がかかるため、朝の4時5時から行列をすると言っていました。

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チェックポイントの外に立っている看板。イスラエル市民のエリアA入域を禁ずる。

初めに訪れたのは、ベツレヘムという街で、聖誕教会というキリスト教の聖地がある街です。普通の観光だったら聖誕教会へ直接行くのですが、今回は、かつて街の玄関口となる片道2車線の道路があった場所からスタートしました。現在は、その道を分断するように、壁が建てられて、エリアAをイスラエル入植者の住む地域からから隔離しています。

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ベツレヘム入り口近くの分離壁と監視塔。
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壁には落書きがされている。風刺画的なものが多い。
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The Walled Off Hotel 。2017年に、覆面アーティストBanksyがオープンした。

この壁のすぐ反対側にイスラエル人入植者が住んでいるかというと、そういうわけではなくて、彼らの住むアパート(Settlementと呼ばれる)は、比較的離れた丘の上に建てられています。ちなみに、West Bankの電気と水はイスラエルから供給されていますが、断水することが多いらしく(ある人は、週に2日しか水は通じないと言っていました)、パレスチナのアパートの屋上には水を貯めるタンクが必ずあります。一方、Settlementでは断水はないようです。

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遠くに見えるSettlement。

ベツレヘムの街の中心の聖誕教会周辺は、エルサレムの旧市街のような綺麗な街並みが広がっています。範囲は狭いですが、お土産屋や食べ物屋があり、観光客も少なからずいます。特にキリスト教の聖地巡礼ツアーで来る観光客が多いようです。元々抱いていたパレスチナのイメージとはかなり異なる風景でした。

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次に、West Bank最大の都市、ラマッラーを訪れました。ここはパレスチナ政府の実質上の首都で、人口は3万人ほどの街です。ちなみに、我々は、一度ベツレヘムのあるエリアAを出て、エリアCを通って、ラマッラーのあるエリアAに入りましたが、パレスチナ人がこのルートを通るにはチェックポイントで許可を受ける必要があり、必ずしも通れるとは限りません。

ラマッラーは至って普通な街にみえました。数ヶ月前から3Gが通じるようになったらしく、道にはスマートフォンを片手に歩く人がたくさんいました。ラマッラーの中心に来れば、パレスチナ人しか住んでいないから衝突もなくて逆に安全だと、現地に住む人も言っていました。普通の街との違いといえば、建物を上に必ずある黒い貯水タンクくらいでした。

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夕方、エルサレムに戻るためにチェックポイントへと戻ってくると、また、壁と落書きが現れて、パレスチナにいることを思い出させます。エリアAから出るときは、入るときより厳しめの検査がなされて、我々のバスにも警察官が乗り込んで、全員のパスポートをチェックしました。

ちなみに、エリアAへの入域チェックが常に軽いわけでもなく、その時の治安情勢によってどうにでも変わり得るそうです。実際、我々が通過した朝は、なにもチェックがありませんでしたが、その直後から全員のパスポート検査があり、時には予告なくチェックポイントが封鎖されることもあるそうです。

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ラマッラーのチェックポイント近く。このあたりから撮影禁止。

 

インドでお腹を壊さない方法(グルガオン編)

ちょうど一年前、出張でインドに行ったら、みごとチーム全員4人がお腹を壊しました。毎食辛いインド料理を食べたのが良くなかったのではないかという仮説のもと、今回の出張では、インド料理は一日一食までというルールにしてみました。昼は会社の社食でインド料理なので、基本夜は、インド料理以外です。

初めに行ったのは「大吉」。zomattoというインド版tablogで予約して行きました。若干薄暗いモールにあって、モールのトイレは鏡がバリバリに割れていたりするのですが、多分安全です。外見は完全に日本の居酒屋。メニューも日本語で、味も日本人が作られてるらしく、安心の味。飲んで食べて、締めにラーメンと担々麺を食べて、一人1500円くらいでした。

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次の日は、くふ楽 (kuuraku)というラーメン屋へ。住宅地の、とても店などなさそうなエリアのマンションの地下にあります。Uberで行ったのですが、迷いました。が、運転手さんが道行く人に Japanese Restaurant? と聞くと、みんな知っているので、無事たどり着きました。大吉でもラーメンを食べて思ったのですが、インドのラーメン屋は麺がよいです。アメリカのラーメン屋より美味しいです。

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最終日は、アメリカ人が最高だと言っていた、インドのタコベル。Cyberhubというオシャレモールにあって、カリフォルニアでみるtaco bellに比べて、圧倒的にオシャレ。タコスの皮がナンのように若干厚めで、とても美味しいです。アメリカでtaco bell食べたことないけど、インドの方が美味しい確信があります。

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あとは、食後にビオフェルミンSを3錠飲めば、完璧。一週間滞在して、全員お腹を壊さずに帰国しました。

英語でメールを書く時に気をつけていること

英語でメールの返事を書くときは、常に”Thanks for”で書き始めるくらいがいいんじゃないかと思っています。「ありがとう」は、世界共通で感じがよいので。

情報共有系のメールだったら

Thanks for sharing.

とか言っておけばよいし、ステータスアップデートだったら、

Thanks for the update.

知らないひとから問い合わせがあったときは、

Thanks for reaching out.

ちょっと難しい質問や疑問でも、

Thanks for asking!

こちらの問題点に対する指摘だったら、

Thanks for raising this.

とか

Thanks for pointing it out.

メールのスレッドに、話がいろいろ進んであとで追加されたら、

Thanks for looping me in.

なんかよく分からないけど、とりあえず返事が来たときは、

Thanks for the reply.

とか

Thanks for getting back to me.

 

もちろん、これで仕事がうまくいくかは保証しません。

中村銅器製作所の玉子焼き器を買ってみた

いつものように土井善晴の和食アプリで動画を見ていたら、だし巻き卵を作っていました。やっぱり一度はだし巻き卵を、くるりと作ってみたいと思って、玉子焼き器を買うことにしました。いろいろな料理道具本で見たことのあった中村銅器製作所のを買うことにしました。

ネットで探すと、一ヶ月待ちというお店が多くて、うーんと思っていたら、中村銅器製作所のホームページに日本橋木屋さんでも取り扱っていると書いてあります。たしかに、木屋さんのホームページにもそれらしきものがありました。これならすぐ手に入ると、お店に行ったところ、当たり前かもしれませんが、「木屋」という刻印が入っていました。「中村銅器製作所」という無骨な名前がよかったのに、、、と思って結局買わず、もうちょっと真面目に探したら、楽天で翌日納入のお店が見つかったので、12cm x 16cmの小さいやつを買いました。ちなみに、お値段は4,726円。木屋さんのは7,992円です ^^;

早速届いた銅製の卵焼き器。美しいです。

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最初に油ならしをするために、油を7割位入れて5分煮ると書いてあるのですが、この薄い鍋に油をギリギリまで入れて火にかけるのはちょっと怖い。

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で、1回目。見事スクランブルエッグができました!( ゚д゚)

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空焚き厳禁と書いてあったのにビビって、十分に鍋を熱さなかったのが敗因だと思います。2回目は、十分に熱して、、一応スクランブルエッグではなくなったけど、うーん、難しいです。動画で見るみたいに、くるって出来ません。

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↓こんな感じにやりたいのです。練習あるのみかな。

料理道具の本、いろいろ。

料理道具が好きなので、道具を紹介した本をいろいろと買っています。

「私の好きな「料理道具」と「食材」」:料理道具とそれを使って作った一品のレシピが順に紹介されていく本です。基本すべての道具のブランドが紹介されているので、気に入ったら買うことができます。写真のきれいな本。

「伊藤まさこの台所道具」:これも上の本と似た形式です。道具とレシピがペアで紹介されています。紹介されている道具はすべて問い合わせ先が巻末に載っています。

「わたしの台所のつくり方」:台所の収納方法、手入れの仕方などが載っていて、最後の章に料理道具が紹介されています。が、道具の紹介は比較的軽めです。

「有元葉子の道具選び」:200ページ以上ある厚目の本でひたすら色々な道具が紹介されています。ちょっと読み疲れました。。

「日本橋木屋 ごはんと暮らしの道具」:有名な木屋さんの監修となっている本ですが、編集者の方が木屋の従業員の方に取材をしてまとめた本なので、木屋の宣伝というより、よい道具とそれにまつわる話をまとめた綺麗な本になっています。けっこうおすすめ。

「釜浅商店の「料理道具」案内」:合羽橋にある釜浅商店の品物を紹介した本です。

「日本メイド よりぬき・台所道具」:この本は、土井善晴先生の名前が載っていたので買ってみたのですが、残念ながら具体的な商品名は書いてありませんでした。道具の手入れ方法などが載っています。

buono 2017年4月号「オトコの料理道具 2017」:この雑誌のコンセプト通り、オトコの料理道具なので、80万円する生ハムのスライサーとかが紹介されています 🙂

金網つじの金網で餅を焼く

お正月なので餅を金網で焼いてみました。

一日目は、焦げ付くかなぁと心配して、網に油を塗って、餅をのせてみたら、火が強くてあっという間に焦げてしまいました (´・ω・`)

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二日目は気をつけて、火を最小の弱火にして、トングでこまめに裏返したり、場所を変えたりしました。網に油は塗らなくても大丈夫でした。途中我慢ができなくなって、火をちょっと強くしたら少し焦げてしまいましたが、上出来な気がします。

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(味はトースターで焼いたのと変わらない気がしますが、焼く過程を楽しむということで…)

ぬか漬けが酸っぱくなったら

最近、ぬか漬けが酸っぱくなってきた気がして、どうしたらいいのか知りたかったので、「ぬか漬けの基本 はじめる、続ける。」という本を買ってみました。

答えは、「1日1〜2回、ぬか床の上下を入れ替えるように、底からしっかりかき混ぜること」。基本的に、酸っぱさの原因は、乳酸菌が活動しすぎてることで、乳酸菌は、温度が高い、もしくは、酸素が少ない環境で活性化されるので、温度のコントロール(20-25度以下)ができているなら、あとはきちんとかき混ぜることで解決できるそうです。

この本のQ&Aには他にも、

  • ぬか漬けがしょっぱいときどうしたらよいか?
  • ぬか床にカビが生えたらどうするか?
  • ぬか床がゆるくなったら、水を抜いてよいか?

などなど、32個の質問と答えが載っています。

また、いろいろな野菜(カリフラワー、カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、、)や魚介類(サバ、イカ、まぐろ、、)の漬け方も紹介されています。

写真もきれいで、眺めるだけでも楽しい本でした。

炭素年代測定の舞台裏 –「時を刻む湖-7万枚の地層に挑んだ科学者たち」

放射性炭素年代測定という名前は、考古学の本などを読んでいるとよく出てくる単語だと思う。例えば、「この貝塚は炭素年代測定により2万年前のものと分かっている」といった記述がそれだ。この測定法はどういうものなのか。よく本には、「炭素の放射性同位体のC14の半減期が5730年なのでサンプル中のC14の数を計ることによって年代がわかる」などとさらっと書かれている。それを読むと分かったような気になるけれども、よく考えるとなにも分かっていない。実際には何をやっているのだろうか?

基本的な原理は単純にみえる。大気中の炭素には一定の割合でC14が含まれている(これをX%としよう)。生物はそれを体内に取り込む。例えば、植物は光合成により二酸化炭素を吸収するし、草食動物は植物を食べることにより炭素を体内に取り込む。取り込まれた炭素は生物の外に排出されたりもするが、一定量の炭素は体内に常に存在していて、体内の炭素中のC14の割合は、大気中の炭素と同じ割合X%になる。生物が死ぬと、その後は新たな炭素の吸収は行われない。そして、生物内のC14は徐々に崩壊していく。例として、縄文時代に木が切り出された場合を考えてみよう。切り出された瞬間の木のC14の割合はX%である。時間が経つと、木片の中のC14は徐々に減少して5730年で半分になる。我々が今日その木片を発掘すれば、その木片の炭素のC14の割合を計ることができる。それがX%の半分だったら、その木片は5730年前に切り倒されたもの、1/4だったらその倍の11,460年前のものということになる。

ここで、問題はX%の値だ。仮に大気中のC14の割合が、1万年前も現在も常に一定であるなら、Xの値が測定できるので、木片の年代を求めることができる。しかし、実際に測ってみると大気中のC14の割合は年によって変動があるし、そもそも大昔に今と全く違う値でなかったという証拠はない。では、どうすればC14の割合から年代を知ることができるのだろうか?

実は、正しい年代が分かっているモノを使って、過去の各年のXを求めているというのが正解だ。もし、1000年前に切り倒した木で建てられたと古文書からわかる建物があれば、その建物の柱の現在のC14の割合から、1000年前の大気中のC14の割合を逆算することができる。これをあらゆる年について行えれば、現在のC14の割合から年への対応表を作ることができることになる。実は、1万年くらい前までのデータについては、古文書などに頼らなくても、とても信頼できるデータが存在する。年輪年代法という、木の年輪の変化から年代を推測する有名な方法で、これは年単位で正確な値がすでに分かっている。これを使えば、紀元前1万年程度までであれば、炭素から年代をかなり正確に割り出すことができる。では、年輪データの存在しない更に古い時代はどうすればよいのだろうか?

その答えを、科学者の奮闘の物語として描いたのが「時を刻む湖-7万枚の地層に挑んだ科学者たち」 という本だ。著者は、立命館大学 古気候学研究センターの中川毅教授、福井県の水月湖の掘削データを使ってこの問題にチャレンジした科学者だ。プロジェクトを現場で率いた人間の書いた文章は、科学的な細部は正確でありつつ、現場で戦った息遣いが伝わってくるすばらしい内容。ぜひ多くの人に読んでもらいたい一冊である。

鈴木盛久工房の瓶敷2種

鉄瓶の鍋敷きもせっかくなので、鈴木盛久工房のを買ってみました。丸型と角型を一つずつ。左の丸型は、銀座の和光で買ったのですが、右側は出かけるのが面倒だったので、鈴木盛久工房のオンラインショップで買いました。なぜか公式サイトのオンラインショップはunder constructionとなっているのですが、多分 morihisa.stores.jp が公式のサイトだと思います。

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