東北にお酒を飲みに行った話。

ずっと昔 (写真を見返すと2013年に) 一度だけ行った秋田の居酒屋さんにまた行きたくなって、休みを利用して行ってきました。せっかくなので、天ぷら屋さんも予約して、昼天ぷら・夜居酒屋というコースです。

はじめは一泊二日で行こうと思っていたのですが、行きの電車を調べていたら、秋田新幹線で東京から4時間くらいかかるので、12時の昼ごはんの予約に間に合うためには、東京駅を7時台に出発しないと行けないことに気づいてしまいました。休日に6時起きはつらいので、前泊することにして、一度いってみたい居酒屋のある鶴岡市に行くことにしました。

一日目は、上越新幹線に乗って、新潟経由で鶴岡に向かいます。これもちゃんと調べていなかったので、東京駅を12:40の新幹線に乗ったら、鶴岡到着が17:00くらいでした。鶴岡観光でもできるかなぁと思っていましたが、全く時間はなくてすぐに一軒目のお店に向かいました。

鶴岡での一軒目は、いな舟 (tabelog) という居酒屋です。ここは太田和彦さんの本に何度も出てくるお店です。「太田和彦の日本百名居酒屋」というDVDで見た時は、男性の料理人の方が料理を作っていましたが、今は女将が自ら包丁を握っていました。他に2組のお客さんがいたのですが、どちらも県外の方で太田和彦居酒屋めぐりをしているようでした。女将さんが大田さんに初めて会ったのは彼女が高校生の時代、大田さんが居酒屋研究会というのを主催して日本全国をめぐっていたときといことでした(本で読んだことがある)。ビールと栄光富士のお燗を2本のんだところで食事も食べ終わり、そろそろ帰ろうかと思ったのですが、まだ夜の7時前で、外も明るかったので次のお店のおすすめを聞いたところ、近くのバーを薦めてもらいました。

二軒目は薦めていただいたChiC (シック) というバーです (tabelog)。かなり席数の多いバーでしたがマスターがひとりでやっておられました。マスターは東京で修行をされたらしく、東京から来たというと、普段はどのあたりで飲んでいるのか、どこどこのバーには行ったことあるか、みたいなことを聞かれました。そして、鶴岡のバーの話をしているときに、80歳以上の女性のバーテンダーがやっているバーがある、という話を伺って、三軒目はそこに行ってみることにしました。ChiCでは2杯カクテルを飲んだのですが、何を飲んだか忘れてしまいました。。

三軒目は、南蛮居酒屋89 (tabelog)、看板には平仮名で「やぐ」と書かれていて、ChiCのマスターも「やぐさん」と呼んでいました。このお店も客は自分ひとりだったので、バーテンの矢口さんの昔ばなしをいろいろと聞いていました (ご主人を亡くされて、バーを継いだそうです)。最近は手が痛くてシェイカーが振れないそうで、お酒は「ひゃっこいの」と呼ばれているスカイボール一択です。たくさん飲んだあとでしたがスッキリ美味しくておかわりしてしまいました。

二日目、せっかく酒田市が近いから、土門拳記念館に立ち寄っていこうかなとか思っていたのですが、12:00に秋田に行くには、9:00鶴岡発の普通列車に乗っていかなければいけないことが判明し(完全に調査不足)、秋田まで直行することになりました。電車は海沿いを走るローカル線で、こういう移動も良いものだなぁと思いながらスマホをいじっていました。

秋田でのお昼ご飯は予約してあった天ぷらのみかわ (tabelog) です。名前からもわかるとおり、ここの大将は東京のみかわで修行された方です。みかわ是山居の立ち上げのところまでいたとおっしゃていました。お昼のコースも、基本的には夜と同じコースをやっていて、違いはお酒のおつまみが昼は出ないということでした。が、僕がビールと日本酒を(何杯か)飲んでいたら、アワビの肝といぶりがっこを出してくれたので、これが多分夜のコース相当だったのかもしれません。天ぷらはとてもレベルが高くて満足でした。魚と野菜は、ほとんど秋田の地のものを使っていて(穴子とホタテだけが秋田以外でした)、春になれば朝採れた山菜を昼にはお店で食べることができるということだったので、是非また来たいです。みかわ一門のお店はここ以外にもあるそうで、福島のしおや (tabelog) は兄弟子のお店で、大将の次に是山居にいた中国出身の方は北京で雪崴 (facebook)というお店を開いたそうで、さらに近々岡山にも別のお弟子さんのお店ができるそうです。 ちなみに、北京のお店が本店も含めて一番単価が高いお店になっているそうです。さすが中国。

このあとホテルにチェックインして昼寝をしていました。夜の居酒屋は18:00から予約。しかし、飲んで昼寝をしてしまうと、起きて飲む気力が湧いてこないことがわかりました。修行が足りない。

で、気を取り直して今回のメイン、酒盃 (tabelog) です。予約時にコースを頼まないといけない感じだったので、5000円(高い方)のコースにしました。お店では、アラカルトにしますかと聞かれているお客さんもいたので、コースは必須ではなさそうですが、前回来た時に比べると、アラカルトで選べるメニューがかなり少なくなっていたので、基本コースのお店になったような気がします。あと、写真撮影もできなくなっていました。まぁいろいろあったのでしょうね。ここでは、ビールと、お燗を2本と、冷酒を半合だけ飲んで終わりにしました。ちなみに、冷酒は天の戸の夏田冬蔵をいただきました。昼のみかわさんで天の戸を飲もうと思ったら、天の戸は酒盃さんのレパートリーがあるから夜飲むべきだと言って飲ませてもらえなかったので 🙂

最後に、ル・ヴェール (tabelog) というバーに行きました。いつも行っている東京のお店で秋田に行くと言ったら薦められたお店で、ドレスコードがあるということで、今回の旅行はこのためにジャケットを持ってきていたのでした。酒盃から歩いてきたのでかなり暑くて、一杯目はジン・トニック、二杯目は隣のお客さんが是非飲むべきと言っていたのでマンハッタンを、最後に甘いお酒をという注文に、ル・ヴェールというお店の名前のついたオリジナルカクテルを出してくれました。たしかにマスターは(若干)強面ですが、どのカクテルも美味しかったです。ここはまた是非来たいです。

お酒を目的とした旅行は、二日酔いにならない程度に飲むという加減が難しいですね。今回は二日酔いにはならなかったものの、三日目はお酒の欲求が湧かなかったので、盛岡で冷麺を食べてさっくり帰ってきました。おしまい。

北陸七日間食べ歩き (5, 6, 7日目)

5日目は、福井を観光しました。午前中に東尋坊でポケモンgoをやって、昼ごはんは、福井市のヨーロッパ軒本店で元祖(?)ソースカツ丼です。

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その後、永平寺と白山神社を参拝しました。永平寺は、山の中の禅寺というイメージだったのですが、実際はかなり大規模なお寺であんまりワビサビ感はなかったです。白山平泉寺は、司馬遼太郎の「街道をゆく 越前の諸道」に出てきたので、行ってみたかった神社です。きれいな参道でした。

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夜ごはんは、再び富山市に戻り(さすがにちょっと遠かった…)、ひまわり食堂というイタリア料理屋さんです。8000円のコースを頼んでおいたのですが、安定したクオリティでした。特にパクチーを使ったパスタは美味しかったです。が、やっぱりメインの肉は飛び抜けて美味しかったです。アラカルトで注文できるので、お腹を空かせていって、複数のお肉を食べるとかもありかもです。

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6日目は、五箇山と白川郷に行きました。白川郷は、平日でしたがものすごい観光客の数でした。落人という合掌造りの建物を使ったカフェでコーヒーをいただいたのですが、日本人の客は我々だけでした。

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白川郷に比べると、五箇村はずっと小さな集落で、観光客の数もずっと少ないのでこちらもよいかもしれません。ただ、五箇村も合掌造りの建物は、大家族制度があって何十人も住むように作られた白川郷のものに比べるとサイズが小さいです。

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旅行最後の夜ごはんは、富山県で食べログ第2位の鮨人さんです。鮨人の大将はかなりポジティブ系でした。マグロの仕入れは石川のめくみさんと同じらしく、ここでも豊洲市場初日の一番のマグロが出てきました。スペシャリテの、のどぐろの串焼きを満寿泉の古酒と合わせたのもよかったです。デザートがモナカアイスなのですが、アイスが美味しいなぁと思ったら、これもマルガージェラートが使われているみたいです。

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7日目、最終日の昼ごはんを、氷見のラーメンで締めることにしました。貧瞋癡(とんじんち)というお店で、夜はワインビストロのお店ですが、昼間は夜に評判だったラーメンを出しています。食べログのラーメン100名店WESTに選ばれていて、ミシュランのビブグルマンも取っています。食べたのは煮干しラーメンで、きれいな味の煮干しスープがよかったです。トッピングも写真に映ってないのですが、チャーシューが自家製ハムのような脂の少ないチャーシューで美味しかったです。氷見の街は閑散としているのですが、このお店の前だけ行列ができています。

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氷見は藤子不二雄(A)氏の出身地で、街中で漫画のキャラクターが見られます。

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せっかくだったので、帰りに高岡市に寄って、藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーも見てきました。

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おしまい。

北陸七日間食べ歩き (3, 4日目)

北陸食べ歩き旅行の続きです。

3日目は、能登半島に千枚田を見に行く日でした。富山を出発して北上します。途中、高岡市に寄って、高岡大仏と瑞龍寺を拝観しました(ちなみに、無計画旅行なので、高岡には7日目にも再び来ました)。瑞龍寺では、パックンマックンが撮影をしていて、JALの機内放送で流れている番組っぽいなぁと思って撮影のスタッフさんに聞いたらその通りでした。あーやっぱり、と言ったらスタッフの女性は、10年間やってて初めて知っている人に会ったと言って喜んでました。ほんとか?

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昼ごはんは更に北上して、七尾で回転寿司を食べました。夢市というお店です。七尾は、すし処めくみの大将が魚を仕入れに毎日通っている港なので、敬意を表して回転寿司を食べてみました。1500円くらいのお鮨でしたが、ほとんどが七尾の港にあがった魚で美味しかったです。こういうお鮨もいいものです。

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そして、能登町で行ったのがマルガージェラート。ここのジェラートは最高に美味しかったです。ジェラートの大会で世界一になったことのある方のお店の本店が山の中にあります。あまりにも美味しかったので、次の日に別の店舗にまた行って、更にカップのジェラートをお土産で買いました。このジェラートを知ったのが、今回の旅行の最大の収穫かも。

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最後は、この日の目的の千枚田です。この時期、稲の刈り入れが終わっているので、明るいうちはあまりパッとしないのですが、その代わりイルミネーションがあります。日の入りから10分くらいするとライトがついて、日が完全に沈むのを待っているとLEDの光がよく見えるようになります。待ってる時間がちょっとダルいですが、なかなか。

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夕食は、お宿たなかという旅館の夕食です。この宿は至る所に漆を使っていて傷つけないようにとちょっと緊張しますが、食事の器がすべて輪島塗で素敵でした。漆の器がちょっと欲しくなって、次の日、輪島塗のお店にいって6万円のコーヒカップを買おうかちょっと迷いましたが、やめました。あぶない。

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次の日、4日目は、石川県食べログ第2位のお店のある、小松市へ移動です。輪島の朝市を見たあと、途中、総持寺(祖院)と妙成寺を参拝しました。なんで寺に沢山行ってるかというと、10年ぶりくらいに御朱印帳を持ってきたからです。ちなみに、左の総持寺の御朱印は、外国人のお坊さんが書いて下さったものです。

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このあとは、巌門洞窟を見たあと、マルガージェラートを再び食べて、小松市到着です。

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夕食は、石川県食べログ第2位のSHOKUDO YArnさんです。ほとんど事前知識なしに行ったのですが、ここは和食とイタリアンのhybridのような料理でした。ネタバレになるので、メニューはシェアできないのですが、沢山出る料理一つ一つに驚きと楽しみがあるように工夫されていて、長いコースでも全く飽きませんでした。お酒は、お皿に合うものをとお願いすると、シェフのおすすめをグラスでくれるので沢山飲めます。更に、ロイヤルブルーティーが何種類もおいてあるので、お酒が飲めない人も楽しめてよいです。

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ちなみに、下のボールペンは、初日にめくみさんに行ったとシェフに話したらくれた、謎のコラボペンです。店の名前が逆になったボールペンがめくみさんにあるらしく、先にYArnに来て、このコースターをめくみさんに見せると、逆バージョンのペンがもらえるそうです。謎システム。

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北陸七日間食べ歩き (1, 2日目)

9月のはじめころにポケットコンシェルジュを眺めていたら、一度行ってみたかった石川県の「めくみ」というお鮨屋さんの席が空いていたので、とりあえず予約をしました。当初は、一泊二日で鮨を食べて帰ろうかと思っていのですが、ちょっと調べると他の良いお店の予約ができそうだったので、一週間休みを取って北陸旅行をしてみることにしてみました。

東京から金沢まで、北陸新幹線かがやき号を使えば2時間半弱。京都に行くくらいの時間なんですね。

「すし処めくみ」さんは、NHKのノーナレというドキュメンタリーで取り上げられたお店で、現時点で石川県の食べログ1位です。金沢駅からタクシーで20分くらい、隣町の野々市市の住宅街にあるお店です。お鮨はもちろん美味しいのですが、大将のぼやきを聞くのが楽しいです。この日は、豊洲市場の初競りで一番高かったマグロの下カマがあったのですが、それについてもいろいろぼやいてました。魚の質が下がってきて地物だけではコースが成り立たないと言っていました。あと、お鮨屋さんでは初めて見たのですが、ティーペアリングがあります。目の前でハリオのティードリッパーを使って、何種類かのお茶を、鮨に合わせて入れてくれます。脂の多い魚には、日本の緑茶より台湾烏龍茶の方がスッキリしてよかったです。他のお鮨屋さんも真似すればいいのに。

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二日目は、富山に移動しました。黒部ダムの放水の最終日だったのと、富山で食べログ一位のレヴォというお店がこの日しか予約できなかったからです。

レンタカーで、金沢から富山県の立山駅まで移動して、そこから、ケーブルカー、バス、トローリーバス、ロープウェイを乗り継いで、黒部ダムまで行きます。全く調べずに来てしまったのですが、黒部ダムは長野から行った方が圧倒的に近かったです。立山駅からだと、移動に片道2時間以上かかるので、往復すると一日仕事です。長野から入って立山駅に抜けるというのが、多分正解でした。

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夜は、リバーリトリート雅樂倶というホテルに入っている、レヴォという富山県の食べログ一位のフレンチレストランです。地元の食材を使ったフレンチということなのですが、どのお皿もかなり美味しかったです。ここ一年くらいで行ったフレンチでは一番おいしかったかも。お酒のペアリングもよかったです。ワインだけじゃなく、ぬる燗の日本酒やウィスキーも出ます。2種類のデザートにも、それぞれお酒をペアリングされて、個人的には満足度が高かったです。

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リバーリトリート雅樂倶は、快適なホテルでした。朝ごはんは予約した時間にあわせて土鍋でご飯を炊いておいてくれます。ちなみに、このホテルは新館と旧館があって、新館は建築家の内藤廣氏の設計です。旧館は茶室だけが内藤氏の設計で、それをオーナーが大変気に入って、新館はすべて内藤氏に依頼したそうです。今回の部屋は旧館だったので、次回は新館に泊まりたいですね。

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九州(福岡、大分、熊本)で食べたもの

5泊6日で九州の3県を旅行してきました。食べたものの記録です。ちなみに九州行ったの初めてだったので、基本tablog頼りです。

午前中の飛行機で福岡について、そのまま太宰府に行きました。お昼ご飯は蘭館という喫茶店です (太宰府でtablog 2位 ^^)。禁煙で良い喫茶店でした。

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夜は予約しておいた、鮨 安吉 (tabelog)。若い大将とサーブの女性だけでやってる、カウンター7席程度の小さいお店でした。お鮨もよかったですが、器がきれいだったのが気に入りました。近くにあったら通いたいタイプのお店です(写真撮影禁止なのもよかった)。予約は一ヶ月前の昼12:00から開始です。

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2日目は、由布院に向かいました。昼ごはんは小鹿田焼の窯元を見に行ったついでに、日田市の豆田町によって、日田まぶし千屋 (tabelog) というお店でひつまぶしを食べました。日田市でtabelog一位だったので。普通に美味しかったです。

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由布院では、亀の井別荘のカフェでお茶をしました。いい雰囲気でした。次回はここに泊まってみたい。

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夕飯は、玉の湯さんという宿のご飯です。昔から気になっていた、土楽の土鍋が使われてたのでテンション上がりました。夕食後散歩したらホタルが見えました。

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3日目は、別府を観光しました。昼ごはんは、別府冷麺というものを別府冷麺発祥の店という胡月 (tabelog)で食べました。これはかなり変わった食べ物です…

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Othello Specialty Coffee Roaster (tabelog)というお店でコーヒーを飲んだのですが、特に期待せずに入ったら、とても好みのコーヒーでよかったです。

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夜は別府の明礬(みょうばん)温泉というところの旅館のご飯です。鯛のお頭の地獄蒸し(温泉で蒸すせいろ蒸し)とか、関あじとかいろいろ出てきました。お腹いっぱい。

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4日目は、阿蘇を通って熊本市へ行きました。夜ご飯は、むつ五郎 (tabelog) という、馬肉のお店に行きました。ここは数少ない禁煙の馬肉屋さんです。3人以上でないと予約できないので、開店前行って並びました。平日だったからか、入店時にはまだ席に余裕がある感じでした。お腹がいっぱいで、看板の馬肉のヒレステーキというのが食べられなかったのですが、何を食べても美味しかったです。馬刺しも、串焼きも、お鮨も、馬汁も。写真はレバ刺しです。

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5日目は、(前日雨だったので) 再び阿蘇山へ行き、福岡に戻りました。

昼ごはんは、いまきん食堂 (tablog)の赤肉丼を食べました (tabelog阿蘇市一位だったので ^^)。昼12:30頃に行ったらすごい行列でしたが、お店の人のさばきが良いので、近所をぶらぶらして待っていたらすぐ入れました。馬も美味しいけど、牛もよいですね。

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その後、阿蘇神社近くのTien Tien (tabelog) というカフェでお茶をしました。ここは、昔の女学校の建物を再利用したお店で、オシャレ度が高いです。お店の人も良い感じ。

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最後の夜は、福岡市のtabelog一位の、鮨さかいです (tabelog)。大きめのお店 (カウンター12席) で、表に出てくるだけでも3人くらいお弟子さんがいました。お客さんに楽しんでもらおうとう感じが出てるので、人気が出るのもわかるなぁというお店でした。写真は車海老で、見事な連携プレーで熱々の握りを出してくれます。さすがに美味しいお店でした。

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というわけで、6日間で、1.5 kgくらい太りました。おしまい。

香港で食べたもの

ゴールデンウィークに香港に行ってきました。3泊4日。国内旅行は混んでそうでいやだなと、直前に決めて行ったので、ホテルとごはんの予約だけして行きました。香港だから広東料理を食べようと、ミシュランの星が付いてるレストランを予約できるか、泊まったホテルのコンシェルジュにメールで問い合わせたら、三つ星を2軒予約してくれました。オンラインで見たときは空いてなさそうだったので、オンラインには出さない枠がある気がします。

初日は午後に着いて、これも予約しておいたシャングリラホテルのアフタヌーンティーを食べました。休日ということもあってか、アフタヌーンティーは長蛇の列になっていて、予約しておいてよかったという感じです。味は、まぁふつうでした。。

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初日はこの後ホテルの近くのApple Storeに買い物に行って、あまりの暑さに疲れて12時間寝てしまい、終了しました。

二日目は、気を取り直して、ブランチにお粥を食べに行きました。羅富記粥麺専家というお店。お粥が美味しかったです ^^

あとは、エッグタルトをたべたり、喫茶店で休んだり。

夜は、T’ang Courtという広東料理レストランでした。ワインペアリングにしたのですが、一杯をたっぷり注いでくれるので、かなり酔っ払いました。

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三日目は、ホテルの点心体験コースに参加しました。点心作りも楽しいのですが、作った点心を蒸している間に、シャングリラホテルのキッチンを見学させてくれるのが良かったです。多分、これが今回の旅行のハイライト。

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広々とした厨房。大きな中華鍋が6つくらい並んで、忙しいときには6人のシェフが同時に鍋を振るうらしい。

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豚とか鴨とかが吊るされてました。

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鶏のスープをとってる寸胴鍋。

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吊るされた巨大な魚。

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魚介類の入荷状況(?)

大量に作った点心を食べてお腹が一杯になってしまったので、昼食は午後の4時頃に食べました。モールの中にある池記という、雲呑麺のお店。

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最後の夜ごはんは、龍景軒というお店でした。テイスティングメニューが2種類あって、折角だからと高い方を選んだら、とにかくお腹いっぱい。たぶん昼食をもうちょっと早く食べるべきでした。。

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5月の香港は湿度が高くて暑いです。移動には、積極的にタクシーを使いましょう。おしまい。

 

インドで食べたもの(デリー編)

前回の出張に引き続き、インド料理を最小にしてお腹を壊さない作戦を実行してみました。

泊まったホテルは、デリー インディラ・ガンジー空港のすぐ近くのAndaz Delhiという、Hyatt系列のホテルです。Aerocityという、建設中のモールの一角にあります。

到着日の夜は、モール内にある、Cafe Delhi Heightsというスポーツバー的なお店で、リゾットとかハンバーガを食べました。写真は、(インド風)天ぷらと、Bira 91というビール。Bira 91は、Delhiのクラフトビールで、今回の旅行出張では至る所で見ました。旅行中に、ほとんどの種類を飲んでみましたが、特に、赤いラベルのBira Whiteが美味しいです。残念ながら現時点では、日本では手に入らなそうです。

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2日目の昼ごはんは、同じモールのフードコートでカレーを食べました。Tokyo Tableというお店。店員さんは浴衣を着ていて、さん付けで名前を読んでくれます。お客さんの半分くらいは日本人でした。味は、うーん、まぁこんなもんですかね。フードコートだし。

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その日の夜は、泊まったホテルのHong Kong clubという広東料理店。下の写真のガラス張りのところがお店です。写真を撮り忘れましたが、味はとても良かったです。日本で食べても普通に美味しいレベル。ここにもBiraビールは置いてありました(というか、ホテルの冷蔵庫に入ってるビールもBiraでした)。お値段はちょっと高くて、飲茶とチャーハンを軽く食べて、一人5000円くらいでした。

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一応、インド料理も食べました。Farzi Cafeというオシャレカフェ。

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インド風天ぷらもオシャレになってます

今回も無事に帰国しました。

(おまけ : インドの犬は幸せそうです)

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エルサレム旅行のススメ

イスラエルに遊びに行ったという人はあまりいない気がするのですが、イスラエル、特にエルサレムはとてもいい所だと思うので、旅行先の候補に入れてみてはどうでしょうか、という話です。

まずイスラエルへの行き方ですが、日本からは直行便がありません。これが多分最大のボトルネックです。僕は、ANAで行ったのですが、ブリュッセル経由で20時間くらいかかりました。朝11時成田発の飛行機に乗って、テルアビブ空港に着くのが日本時間の午前7時です。。でも、航空会社を選ばなければ、ワルシャワ経由とかイスタンブール経由とかで、16-17時間で行けそうです。ヨーロッパ旅行のついでに行けばよいかもしれません。

多分、次に気になるのは安全面だと思いますが、行ってみた感じ、普通の外国の安全度という印象です。実際、外務省の海外安全情報を見ても、パレスチナ以外はレベル1で、インド全域と同じくらいのレベルです。ロケットが飛んで来るかもと心配かもしれませんが、パレスチナから飛んで来るロケットの威力は現状相当弱いです(wikipediaのカッサームロケット参照)。あるイスラエル人は、直撃しなければ死なない、大きな石を投げてくるのと同じ、と言っていました。しかも、飛距離が短くて、現状ガザ地区から発射されるので、エルサレムとかテルアビブにはそもそも届きません。もちろん状況は変わりうるので、将来どうなるかは分かりませんが。

さて、イスラエルに行くとしたらまず訪れるべきはエルサレムでしょう。その中でもハイライトは旧市街、城壁に囲まれた1平方キロメートル弱のとても小さな区域で、半日あればぐるっと観光できます。

まず、街の風景がとてもきれいです。エルサレムの建物は、エルサレム周辺で取れた石を使って建てなければいけない決まりになっているので、街並みが薄いベージュ色に統一されています。

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エルサレム旧市街のすぐ外のブランドショップが立ち並ぶエリア。この通りは、第一次中東戦争時は最前線で、建物の上にはイスラエルとアラブ双方のスナイパーが陣取っていたらしい。

旧市街は、4つの区画に分かれていて、ユダヤ人、イスラム教徒、キリスト教徒、アルメニア人が住んでいます。街の雰囲気がそれぞれ異なるので、街歩きが楽しいです。

その中でも、見どころの一つは、ユダヤ人地区にある嘆きの壁。壁に手と頭をつけて祈っている人、壁の前においてあるプラスチック製の椅子に座って経典を読んでいる人、グールプで輪になって経典を詠唱している人、それぞれのスタイルで祈りを捧げていました。

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嘆きの壁は近くから写真を撮ることは禁止されている。男性は左、女性は右に分かれて入る。

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キッパ(頭に乗せる帽子のようなもの)を持っていない人には、無料で白のキッパをくれる。ちなみに、頭が隠れていれば、キッパでなくても野球帽でもよいらしい。

イスラム教徒地区に行くと雰囲気はがらっと変わって、沢山の商店と人でごった返して活気があります。しぼりたてザクロジュースを飲んだり、お菓子を買ったりしながら、ブラブラすると楽しいと思います。観光客向けの店も多いので、あまり高いものは買わない方よいかも。

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最後に、エルサレムはネコの多い街です。イギリスがこの街を占領したときに、ネズミが多いのでネコを持ち込んだのが始まりだとか。いたるところでネコを見かけました。

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松本2泊3日旅行

長野県の松本市に2泊3日で旅行してきました。特別なことがあったわけではないけど、旅行のメモです。

まず、松本は意外と遠いです。新宿駅から3時間くらいかかるので、実は京都へ行くよりも遠いくらいです。初日は午後2時くらいに家をそろそろ出発するか、と思ったら、宿の夕食にギリギリの時間になってしまいました。。

2日目は、レンタカーを借りて、安曇野の方へドライブしました。特に目的もなかったのですが、大王わさび農場へ行ってわさびカレーを食べたり、ちひろ美術館へ行っていわさきちひろがバリバリの共産党員だったことを学んだりしました。

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途中つかれたので、Chill out style coffeeという喫茶店で、1時間くらい休んでました。東京の喫茶店で働いていた方が始めた喫茶店らしく、一人用の椅子が窓際にずらっとならんでる面白いスタイルのお店です(写真を撮り忘れた)。

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あとは、最後に旧国鉄篠ノ井線の廃線跡に行ってきました。

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夜は、松本市内で食事をしたあとMain bar coatというバーへ行きました。蔵の2階にあるバーなのですが、とてもしっかりとした良いバーでした。夜9時まで禁煙というのもおすすめのポイントです。

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3日目は、松本市内を観光しました。ホテルで朝食をとらずに、栞日(しおりび)というオシャレカフェで朝ごはんを食べました。網で焼いたトーストが美味しかったです。店舗は、高橋ラジオ商会という昔の建物をそのまま使っていますが、中はきれいに改装してあります。

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あとは、松本城をみたり、旧開智学校をみたり、開運堂 松風庵でお茶をしたり、八百源わさび漬店でお土産をかったりして、帰りました。おしまい。

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パレスチナ、ヨルダン川西岸地区のエリアAへ行く

仕事でヨルダン川西岸地区(West Bank)に行く機会があったので、パレスチナという場所の印象を、記憶が鮮明なうちに書きとめておきます。

West Bankは、1967年の第三次中東戦争でイスラエルが占領した地域です。West Bank全体が単純にパレスチナというわけではなくて、パレスチナ政府が支配している地域とイスラエル政府が支配している地域が混在しています。今回訪れたのは、エリアAと呼ばれる、パレスチナ政府が警察権、行政権ともに、完全に自治している地域です。

エリアAと他のエリアの境界には、チェックポイントと呼ばれる国境ゲートのようなものがあります。イスラエル国民は、エリアAに入ることが禁じられているので、イスラエルの人と話をしても、エリアA内に行ったことがある人は実はあまりいません。今回、エルサレムから我々に同行して来たイスラエル人のガードマンも、このチェックポイントの前でバスを降りて、パレスチナ人のガードマンと交代しました。また、一般に、この逆向きの通行(エリアAから、イスラエル支配領域への移動)は審査が厳しく、イスラエルで働くパレスチナ人は、労働許可書を手に、毎朝チェックポイントに行列をして入国審査を受けるそうです。時間がかかるため、朝の4時5時から行列をすると言っていました。

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チェックポイントの外に立っている看板。イスラエル市民のエリアA入域を禁ずる。

初めに訪れたのは、ベツレヘムという街で、聖誕教会というキリスト教の聖地がある街です。普通の観光だったら聖誕教会へ直接行くのですが、今回は、かつて街の玄関口となる片道2車線の道路があった場所からスタートしました。現在は、その道を分断するように、壁が建てられて、エリアAをイスラエル入植者の住む地域からから隔離しています。

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ベツレヘム入り口近くの分離壁と監視塔。

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壁には落書きがされている。風刺画的なものが多い。

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The Walled Off Hotel 。2017年に、覆面アーティストBanksyがオープンした。

この壁のすぐ反対側にイスラエル人入植者が住んでいるかというと、そういうわけではなくて、彼らの住むアパート(Settlementと呼ばれる)は、比較的離れた丘の上に建てられています。ちなみに、West Bankの電気と水はイスラエルから供給されていますが、断水することが多いらしく(ある人は、週に2日しか水は通じないと言っていました)、パレスチナのアパートの屋上には水を貯めるタンクが必ずあります。一方、Settlementでは断水はないようです。

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遠くに見えるSettlement。

ベツレヘムの街の中心の聖誕教会周辺は、エルサレムの旧市街のような綺麗な街並みが広がっています。範囲は狭いですが、お土産屋や食べ物屋があり、観光客も少なからずいます。特にキリスト教の聖地巡礼ツアーで来る観光客が多いようです。元々抱いていたパレスチナのイメージとはかなり異なる風景でした。

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次に、West Bank最大の都市、ラマッラーを訪れました。ここはパレスチナ政府の実質上の首都で、人口は3万人ほどの街です。ちなみに、我々は、一度ベツレヘムのあるエリアAを出て、エリアCを通って、ラマッラーのあるエリアAに入りましたが、パレスチナ人がこのルートを通るにはチェックポイントで許可を受ける必要があり、必ずしも通れるとは限りません。

ラマッラーは至って普通な街にみえました。数ヶ月前から3Gが通じるようになったらしく、道にはスマートフォンを片手に歩く人がたくさんいました。ラマッラーの中心に来れば、パレスチナ人しか住んでいないから衝突もなくて逆に安全だと、現地に住む人も言っていました。普通の街との違いといえば、建物を上に必ずある黒い貯水タンクくらいでした。

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夕方、エルサレムに戻るためにチェックポイントへと戻ってくると、また、壁と落書きが現れて、パレスチナにいることを思い出させます。エリアAから出るときは、入るときより厳しめの検査がなされて、我々のバスにも警察官が乗り込んで、全員のパスポートをチェックしました。

ちなみに、エリアAへの入域チェックが常に軽いわけでもなく、その時の治安情勢によってどうにでも変わり得るそうです。実際、我々が通過した朝は、なにもチェックがありませんでしたが、その直後から全員のパスポート検査があり、時には予告なくチェックポイントが封鎖されることもあるそうです。

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ラマッラーのチェックポイント近く。このあたりから撮影禁止。