マインツのホットトリベットを鉄瓶用に買ってみた話

南部鉄瓶でお湯を沸かすために、おしゃれなIHヒーターを手に入れてみたのですが、ちょっと自分の調査不足で思っていたのと違った、という話です。

そもそも、南部鉄器でお湯を沸かすときガスを使わない方がよい、という話があります。ガスは水分を含んでいるので、鉄瓶の火が当たった部分が赤くサビてしますのです。うちには2つの鈴木盛久工房の鉄瓶があって、写真では見えづらいですが、底のほうが赤くなってしまっています。理想は火鉢らしいのですが、IHヒーターでも悪くないと鈴木盛久工房の方もおっしゃっていました(instagram)。

というわけで、IHヒーターを探し始めたのですが、あまりデザインの良いものが見つからず、しばらく探して見つけたのが、日本のマインツ社のホットトリベットという商品です(ホームページ)。普通のIHヒーターに比べると圧倒的なお値段(白が37,800円、黒が54,000円)だったのですが、これが新潟県燕市のふるさと納税にあることを発見して、あまり考えずにポチッとしてしまいました。

届いたモノは下のような感じでした。Appleのパッケージのようで期待が高まります。

実際に使ってみた様子は、下のような感じになります。

なんの問題もないじゃないかと思われるかもしれないのですが、問題点は、

  • 使える鉄瓶のサイズに制限があること。鍋底が12〜26 cmという制限があって、上の写真の鉄瓶は大丈夫なのですが、もう一つの小さい方の鉄瓶はエラーになってしまいます。
  • 音が意外と大きい。加熱を始めるとファンが回る音がして、これが結構うるさいです。火鉢のイメージだったので、常にお湯を沸かしておこうかなと思っていたのですが、この音だとちょっと無理な感じです。
  • デザインのディテール。これは完全に好みなので、問題という話ではない気もしますが、ボタンの部分がプラスチックだったり、電源コードがコタツのコードみたいだったり、思っていたのと違うなぁと思う部分がありました。

とはいいつつも、使ってみると良い点もあります。錆がでないというのに加えて、取手の部分が熱くなりません。値段の高い鉄瓶は、取っ手の部分が空洞に作ってあって、持っても熱くないというのが売りだったりするのですが、ガスを使うとどうしても熱くなっていました。しかし、IHヒーターだとお湯が沸いても普通に素手で持てる温度です。

というわけで、買い物をするときはちゃんと下調べをしましょう、という話でした。

パスタ用にアルミのフライパンを買う

Youtubeで「パスタ王のぺペロンチーノの作り方」という動画を見て、3日連続ペペロンチーノのを作ったのですが、やっぱりテフロンのフライパンではだめなのではないかと思って、アルミのフライパンを買ってみました。

買ったのは、AKAO製のDONシリーズ アルミフライパンの24cmで、いつも通りアマゾンで買いました。普段一人分しか作らないので小さいのでいいかなとも思って、知恵袋の質問を読んだりしてみたのですが、結局24cmを買いました。個人的にはこのサイズで良かったかなと思っています。一人分を作るには若干大きいかもしれないけど、大きすぎないし、これより小さいと二人分を作るのはかなり厳しい気がします。

で、使い勝手ですが、やはりパスタを作るにはとても良いです。アルミは熱伝導率が高くて、火力の上げ下げがすぐに伝わって気持ちが良いです。あと、とても軽いです。自分が持っているフライパンは、フィスラーのフライパンで、ステンレス製のフライパンにテフロン加工がしているもので、重さがあって鍋を振る、みたいなことができなかったのですが、アルミのフライパンなら余裕で振れて、パスタがよく混ざります(たぶんこれが乳化に重要)。あと値段が安いのも良いですね。3000円程度なので使い捨てるつもりでバシバシ使えます。オススメです。

今度こそ白木屋のねこ柳のまな板を買った

ねこ柳と間違えて普通の柳のまな板を買ってしまってから早一年、ふと白木屋さんのRakutenショップを見たら、ねこ柳のまな板が入荷していました。流石にまな板が2つあっても仕方ないと思ったので、小さいサイズを買ってみました。

今回買ったのは30cm×18cmで、もともとあった大きい方は42cm×26cmです。

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ねこ柳と柳の木の質はどれ位違うかというのが気になるところですが、正直よくわかりません。ねこ柳の方がすべすべしてる気がしますが、これは単に新品だからなだけかも。

それより重要なのがサイズ。うちにはプラスチックのまな板もあって、気づくとプラスチックの方を使っている多くて、木のまな板の出番が少なかったのです。乾燥機が使えるプラスチックをつい使ってしまうんだろうなと思っていたのですが、実は大きい木のまな板が重いから手が遠のいていたというのが本当のところだったようです。小さいまな板は片手で軽く持てるので取り出すのも洗うのも簡単です。

ちょっとお高めですが、一年越しのまな板欲が解消されて満足です。

中村銅器製作所の玉子焼き器を買ってみた

いつものように土井善晴の和食アプリで動画を見ていたら、だし巻き卵を作っていました。やっぱり一度はだし巻き卵を、くるりと作ってみたいと思って、玉子焼き器を買うことにしました。いろいろな料理道具本で見たことのあった中村銅器製作所のを買うことにしました。

ネットで探すと、一ヶ月待ちというお店が多くて、うーんと思っていたら、中村銅器製作所のホームページに日本橋木屋さんでも取り扱っていると書いてあります。たしかに、木屋さんのホームページにもそれらしきものがありました。これならすぐ手に入ると、お店に行ったところ、当たり前かもしれませんが、「木屋」という刻印が入っていました。「中村銅器製作所」という無骨な名前がよかったのに、、、と思って結局買わず、もうちょっと真面目に探したら、楽天で翌日納入のお店が見つかったので、12cm x 16cmの小さいやつを買いました。ちなみに、お値段は4,726円。木屋さんのは7,992円です ^^;

早速届いた銅製の卵焼き器。美しいです。

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最初に油ならしをするために、油を7割位入れて5分煮ると書いてあるのですが、この薄い鍋に油をギリギリまで入れて火にかけるのはちょっと怖い。

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で、1回目。見事スクランブルエッグができました!( ゚д゚)

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空焚き厳禁と書いてあったのにビビって、十分に鍋を熱さなかったのが敗因だと思います。2回目は、十分に熱して、、一応スクランブルエッグではなくなったけど、うーん、難しいです。動画で見るみたいに、くるって出来ません。

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↓こんな感じにやりたいのです。練習あるのみかな。

料理道具の本、いろいろ。

料理道具が好きなので、道具を紹介した本をいろいろと買っています。

「私の好きな「料理道具」と「食材」」:料理道具とそれを使って作った一品のレシピが順に紹介されていく本です。基本すべての道具のブランドが紹介されているので、気に入ったら買うことができます。写真のきれいな本。

「伊藤まさこの台所道具」:これも上の本と似た形式です。道具とレシピがペアで紹介されています。紹介されている道具はすべて問い合わせ先が巻末に載っています。

「わたしの台所のつくり方」:台所の収納方法、手入れの仕方などが載っていて、最後の章に料理道具が紹介されています。が、道具の紹介は比較的軽めです。

「有元葉子の道具選び」:200ページ以上ある厚目の本でひたすら色々な道具が紹介されています。ちょっと読み疲れました。。

「日本橋木屋 ごはんと暮らしの道具」:有名な木屋さんの監修となっている本ですが、編集者の方が木屋の従業員の方に取材をしてまとめた本なので、木屋の宣伝というより、よい道具とそれにまつわる話をまとめた綺麗な本になっています。けっこうおすすめ。

「釜浅商店の「料理道具」案内」:合羽橋にある釜浅商店の品物を紹介した本です。

「日本メイド よりぬき・台所道具」:この本は、土井善晴先生の名前が載っていたので買ってみたのですが、残念ながら具体的な商品名は書いてありませんでした。道具の手入れ方法などが載っています。

buono 2017年4月号「オトコの料理道具 2017」:この雑誌のコンセプト通り、オトコの料理道具なので、80万円する生ハムのスライサーとかが紹介されています 🙂

金網つじの金網で餅を焼く

お正月なので餅を金網で焼いてみました。

一日目は、焦げ付くかなぁと心配して、網に油を塗って、餅をのせてみたら、火が強くてあっという間に焦げてしまいました (´・ω・`)

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二日目は気をつけて、火を最小の弱火にして、トングでこまめに裏返したり、場所を変えたりしました。網に油は塗らなくても大丈夫でした。途中我慢ができなくなって、火をちょっと強くしたら少し焦げてしまいましたが、上出来な気がします。

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(味はトースターで焼いたのと変わらない気がしますが、焼く過程を楽しむということで…)

ぬか漬けが酸っぱくなったら

最近、ぬか漬けが酸っぱくなってきた気がして、どうしたらいいのか知りたかったので、「ぬか漬けの基本 はじめる、続ける。」という本を買ってみました。

答えは、「1日1〜2回、ぬか床の上下を入れ替えるように、底からしっかりかき混ぜること」。基本的に、酸っぱさの原因は、乳酸菌が活動しすぎてることで、乳酸菌は、温度が高い、もしくは、酸素が少ない環境で活性化されるので、温度のコントロール(20-25度以下)ができているなら、あとはきちんとかき混ぜることで解決できるそうです。

この本のQ&Aには他にも、

  • ぬか漬けがしょっぱいときどうしたらよいか?
  • ぬか床にカビが生えたらどうするか?
  • ぬか床がゆるくなったら、水を抜いてよいか?

などなど、32個の質問と答えが載っています。

また、いろいろな野菜(カリフラワー、カボチャ、じゃがいも、玉ねぎ、、)や魚介類(サバ、イカ、まぐろ、、)の漬け方も紹介されています。

写真もきれいで、眺めるだけでも楽しい本でした。

鈴木盛久工房の瓶敷2種

鉄瓶の鍋敷きもせっかくなので、鈴木盛久工房のを買ってみました。丸型と角型を一つずつ。左の丸型は、銀座の和光で買ったのですが、右側は出かけるのが面倒だったので、鈴木盛久工房のオンラインショップで買いました。なぜか公式サイトのオンラインショップはunder constructionとなっているのですが、多分 morihisa.stores.jp が公式のサイトだと思います。

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水だしの昆布出汁がすごく便利

だし生活、はじめました」という本を読んで、昆布の水出しを始めてみました。とても便利です。一汁一菜の本に影響されて、出汁を取らない生活をしていたのですが、昆布を水につけて冷蔵庫に入れておくだけなので、だし生活に戻りそうです。

入れ物は、無印の「アクリル冷水筒・ドアポケットタイプ 冷水専用約1L」を買ってみました。これに、適当な大きさに切った昆布を10-15g入れて、冷蔵庫に入れるだけ。1日でそれなりの出汁が出て、2日経つとかなりしっかりとした出汁がとれます。

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昆布は、適当な大きさに切って、容器に保存しています。これを4-5枚入れる感じ。

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同じ本に紹介されていたのですが、コーヒードリッパーを使うと、鰹出汁も簡単にとれます。水出しの昆布出汁を温めて使えば、昆布+鰹出汁が手軽にとれます。朝、出かける前にこれを飲んでます。

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「だし生活、はじめました」の本はなかなか面白かったです。ちょっとしたことを、自分でA/Bテストして、難しいことをやる価値があるかを確認しているのは、真似してみてもいいかも、と思いました。例えば、昆布を細かく刻んだ方が出汁がよく出るかとか、ネル生地を使ったほうがキッチンペーパーより美味しい出汁が取れるかとか。厳密なテストではなくても、自分では違いが分からない、ということが分かれば、手軽な方法を使えばよいですからねぇ。

京都・金網つじの焼き網を買ってみた

土井善晴の和食アプリというやつを、月360円払って見ているのですが、この前、「焼きえのき」という、えのき茸を水にさっとくぐらせてから焼き網で焼いて、大根おろし、かぼす、醤油で食べるという料理がありました。妙に美味しそうだったので、大根おろし器を買って、トースターで作ってみたのですが、えのきが水っぽいままで、焦げ目もうまくつきませんでした。そこで、金網を物色、京都の金網つじというところのを買ってみました。(金網つじを選んだのは、最近読んだ、『私の好きな「料理道具」と「食材」』という本に載っていたというのもあります)

オフィシャルサイトのオンラインショップで購入しました。手編み手付きセラミック付き焼き網(大)というやつ。サイトには数ヶ月待ちと書いてあった気がしたのですが、一週間くらいで届きました。きれいな箱に入っています。

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コンロに置くとこんな感じ。

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とりあえず、万願寺とうがらしを焼いてみました。それっぽい。(肝心のえのきの写真は撮り忘れました…)

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一回使っただけですが、セラミックのところは黒くなります。まぁこういうものなんですね。

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値段は12,000円くらいで、金網としては高級品らしいのですが、買い換えるものでもないので、どうせ買うなら良いものを手に入れるのがよい気がします。

ちなみに、似た名前の辻和金網 というお店もありました。ネットで検索してみると、昔は、金網つじの焼き網のセラミック部分が洗えなかったらしく、それを理由に辻和金網を選んでいる人が多いです。あと、セラミック部分を買い換えないといけないのがお金がかかるからという人もいました。でも、毎日使うと一年で交換なので、我が家では当分交換不要な気がします。あと、どうでもよいですが、ブログを読むと、みんな金網でパンを焼いています。なぜ?