鈴木盛久工房の鉄瓶を買った話

ずっとハリオのケトルをお湯を沸かすのに使っていたのだけど、もうちょっと良いものを使いたいなぁと思っていた。先週、盛岡に旅行をして、南部鉄器のお店を4、5軒まわってきた。その中でも一番いいなぁと思ったのは、鈴木盛久工房というお店。

この工房の鉄瓶はとても人気で、お店に行った時も鉄瓶はほんの少ししか置いてなくて、それも、お客さんに受け渡しをちょっと待ってもらって置いてあるものだったり、自宅で実際に使っていたものを出してきたものだったり、先々代が作った岩手県の著名人のサインがデザインされた鉄瓶だったり、売れるものは一つもなかった。

応対してくれた15代目盛久の熊谷志衣子さんがおっしゃるには、注文してもデザインによっては3年とかは待つことになるらしい。例えば、この果実型鉄瓶はデザイン上、鋳型が一回しか使えないので一度にたくさん作れないとか。これから先、3年ハリオで頑張れる自信がなかったので、その日は、色んな話を伺って栓抜きだけを買って帰った。

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昨日、銀座でお昼ごはんを食べて、なんとなく和光に行ったところ、鈴木盛久工房の鉄瓶が置いてある。どうせ展示だけなんだろうと思って、これは注文してお取り寄せとかですか、と聞いたら、買えますよ、という返事。突然で心の準備ができてなかったけど、今を逃したら当分手に入らないし、他のが欲しくなったら2個目を買えばいいや、ということで、1分くらい迷ったけど購入することにした。

(和光になんとなく行ったというのは正確でなくて、15代目の息子さんのInstagramに和光の建物の写真が出ていたので、展示品があったりするんじゃないかと期待していた。店員さんの話によると、年に2回位入荷するけど、ひとりで何個も買う人もいて、あっという間に売れてしまうらしい。)

こんな立派な木箱に入っていて、

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鉄瓶はこんな感じ。

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一日しか使ってなくて、まだ慣らし運転中だけど、とりあえず可愛い。

追記: これもInstagramに書いてあったのですが、この泉紋圓珠形鉄瓶というモデルは鈴木成朗さんが一人で作ってるレアなモデルみたいです。

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