東京時層地図というiPhone向けアプリは、色々な時代の地図が見れる地図アプリ。散歩しながら、大きなマンションとか学校を発見したりしたとき、昔ここは何だったんだろうというのを、その場で調べることができる。1900円するので一瞬高い気がするけど、厚めの単行本を買ったと思えば全然高くない。
起動すると、普通の地図アプリ。下のスクショは、六本木交差点あたり。
右下のアイコンをクリックすると、過去の地図を選ぶことができる。
同じ場所を、バブル期に戻ると、当然、六本木ヒルズもミッドタウンもまだない。ミッドタウンのところには、防衛庁があった。
昭和30年代に戻ると、六本木通りと外苑東通りには都電が走っていたのが分かる。ミッドタウンはまだ米軍のもので、ドイツ大使館、アルゼンチン大使館なんかも見える。
そして、昭和3-11年に戻ると、 (戦前なので当然)米軍基地はなくなっている。地図には書いてないが、そこには歩兵第一連隊がいたはず。ドイツ大使館は元は内大臣官邸だったことが分かる。
大正5-10年の地図。前の地図から、10年程度しか離れていなので、それほど差はない。内大臣官邸が三條邸となっているが、初代内大臣が三条実美なので、自分の家を官邸にしたということか。
明治時代になると、都電は消え、六本木通りは大分狭い道になっている。
最後は、明治初期。ついに六本木通りはなくなる。鳥居坂の御屋敷もなくなっている。それでも、檜町公園の池はこの時代からあったことが分かる。
更にこのアプリには、標高マップもあって楽しい。六本木周辺をちょっとズームアウトした標高地図は下のような感じ。このあたりには、昔いろいろと川が流れていたのがよく分かる。
しつこいようだけど、これで1900円は安い。さぁ、今すぐ買おう!